鎖骨骨折で全治3か月の大けがを負う

2020年11月1日のことでした。

体力作りも兼ねて、日曜日に隼人とサイクリングに出かけることが増えていて、この日もサイクリングを計画していました。
11/1のサイクリングで向かった場所は、とある山奥にある施設で、そこまでの道のりは勾配の急な坂道が多い場所でした。

体力には自信がありめったに弱音を吐かない隼人でしたが、さすがにこの時はきつかったようで、途中から僕が引っ張りながら目的地に向かうほどでした、、、

なんとか無事に目的地に着いて、達成感があったのか隼人も喜んでいました。
アイスクリームを食べたり、公園の遊具で遊んだりして楽しんでいました。

そして、帰り道。

来るときに上り坂だったところは、帰り道はその逆で下り坂になります。
冷静に考えれば当然のことなのですが、その時はそこに潜む危険性を親として理解できていませんでした、、

行きがきつかった分、帰りは下り坂を楽しめるだろうと隼人はスピードを出して駆け下りていったのです。
僕は後ろから追いかけるかたちだったのですが、さすがにスピードが出過ぎているのではないか!?と思いはじめました。

しかし、急な勾配の下り坂でどんどんスピードが上がっていく、、、

これはさすがに危ない!隼人を見るとブレーキをかけても自転車を思うように減速できない様子、、、、
「ヤバいっ」と思った次の瞬間、自転車のコントロールを失った隼人は、路肩の植木に激突して吹き飛ぶように転倒、、

転倒後、隼人は立ち上がりましたが、あまりのショックで何が起こったのか分からない感じで、その場に座り込みました。

すぐにケガがないか確認したのですが、ぱっと見は出血などなく大事なかったように見えました。とりあえず妻に現地まで車で迎えに来てもらって、隼人を家に連れて帰ってもらいました。

その日の夜、風呂でも体を確認したのですが、異変はないように思えました。
「なんとか大丈夫そうだ、よかった」などと安心してしまいました。

しかし翌日に大変なことになっていたことが判明したのです。

朝、隼人の歩き方がおかしい、、、

隼人は小さい頃から痛みに強いところがあって、そこそこのケガをしても痛みを訴えないところがありました。
念のため診てもらおうと病院で検査してもらった結果、なんと鎖骨骨折で全治3か月の大怪我であることが判明。

レントゲン写真を見た時、とてもショックでした。
鎖骨が完全に折れていました。この大けがに気付けなかったことが親として本当に情けなかった。
医者から「これは相当痛かったはずですよ」と言われてしまいました。

「手術できる大きな病院を紹介しますでの、すぐに向かってくだいさい。」

隼人はというと、体操の練習ができないこと知らされ、それがショックで泣いていました。

これは全て僕の責任であります。隼人には本当に申し訳ない。

 

鎖骨をまっすぐにつなげるために鎖骨内に金属棒を入れる手術をすることになり、手術は骨折した日から5日後に行なってもらいました。

金属棒取り外しの手術は、2021年2月初旬でした。

全治3か月というのは本当で、完治まで3か月間もかかりました。

体操選手として、3か月間のブランクは非常に大きな痛手でした。

このような大けがを二度と負わせてはならない、今でも自分に言い聞かせてます。

 

【骨折の状態】

 

【金属棒取り外し直前の状態】

 

【固定器具を付けているときの隼人】

 

 

<補足>
今思い返すと、鎖骨骨折で済んだだけでもよかったのかもしれません。もし、あのスピードで車とぶつかっていたら、命の危険もあったと思います。
隼人が現在、元気に体操を続けれていることに対して、支えてくれたすべての皆様に感謝です。
-2022年1月-